自分を、変える

なんというか自分の何もしてこなかった人生を時々虚しく感じることがある。

 

それは友人が第一志望とした企業に就職していたり、何らかの大きな賞を受賞していたりすることを契機として起きる。

そんな形に惑わされるなという声も上がるかもしれないが、それを成し遂げた経緯にはその人のそれなりの自制する能力と膨大な時間量を費やした、あるいは非常に効率的な努力が出来たことの裏付けなのではないかと自分は考えている。

 

それを思うたびに、さて僕は何をしてきた?何を成し遂げてきたのだろうと思う。

もちろん平均寿命を考えれば絶望するにはまだ早いのかもしれない。十分何かを成し遂げるチャンスは転がっているはずだ。そのためには自分が変わらないといけない。変わる意志を持たないといけない。その行動を起こさなければいけない。

だが、日々の労働に疲れてしまいなかなか自分の変化を確認できる機会がない。立ち止まって考える時間すら無駄に感じてしまい、とにかく前に進むことを優先してしまう。脱力感が抜けず、疲れが取れず眠気に負けた時は本当に

悔しく感じてしまう。

 

自分が確認した、そのすごい人達はフェイスブックで何百人という友人がいる。これは例外はない。

そこが一つ決定的な違いだ。

僕は本当に人間関係が良くない。敵が多いわけではない。しかし味方も少ない。気軽に話しかけられるのは家族だけだ。いや、自分の中ではそれでいい。家族さえいれば、家族さえ満足させることができればそれでいい。

正直なところ、自分が何かを成し遂げた後にあるものは家族の満足感に繋がっている。家族の誇りになれれば、自分の人生の目的は達成されたも同然だ。

 

しかし、今の所何一つない。

何もない。

ただ、夜空に輝く星に憧れを抱くだけの小さな存在だ。届くはずもない星をただ見つめるだけだ。

変わりたい。自分を、変えたい。